今回の建て替え移転計画において最大の関心事は、新しく誕生するフロアがどのような姿を見せるかにある。旧態依然とした大型デパートのフロア設計から脱却し、現代の都市生活者が求める機能を集約したコンパクトかつ高密度な空間設計が進む。
地下および低層階には、地元群馬の豊かな食文化を体現するデパ地下ゾーンが刷新されて配置される。従来の贈答用洋菓子や高級惣菜にとどまらず、地元生産者と直結したオーガニックフードやクラフト惣菜、手軽に立ち寄れるバルスタイルのイートインが連なる見込みだ。
上層階には、日常の質を高めるライフスタイル提案型の新テナントや、上質さを保ちつつ日常使いができる高感度なアパレル、コスメティックゾーンが厳選される。単にモノを売る場所ではなく、文化発信や滞在そのものを楽しむ体験型テナントの誘致が計画の柱となっている。