バルセロナでの栄光の後、2008年に新天地として選んだのがイタリアの名門ACミランだった。カカやデイヴィッド・ベッカム、アンドレア・ピルロら錚々たるスターと共演し、随所で観客を唸らせる閃きを見せたものの、全盛期の圧倒的な運動量を保つことは難しくなっていた。
その後、フラメンゴやアトレチコ・ミネイロなど母国ブラジルのクラブへ帰還。アトレチコ・ミネイロでは2013年にコパ・リベルタドーレス初制覇の立役者となり、欧州と南米の両大陸王者に輝くという稀有な金字塔を打ち立てた。
晩年はメキシコのケレタロなどを渡り歩き、2015年にフルミネンセで契約解除。彼にとってプロサッカーとは、単なる義務や戦術の遂行ではなく、自らの幸福と創造性を表現するキャンバスであり続けた。