京都御苑と京都御所の決定的な違い!管轄や参観ルールを徹底解説

京都御苑と京都御所の決定的な違い!管轄や参観ルールを徹底解説

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なぜ巨大な公園の中に宮殿が存在するのか。その謎を解く鍵は、平安京の時代から続く歴史の変遷にある。もともと平安京の内裏は現在の場所よりも西側に位置していたが、度重なる火災などを契機に、貴族の邸宅などを仮の御所とする「里内裏(さとだいり)」へと移転を繰り返した。その一つが定着したのが現在の京都御所だ。

江戸時代には、御所の周囲に約200軒もの公家屋敷が立ち並び、高い築地塀に囲まれた公家町を形成していた。しかし幕末の動乱を経て、明治天皇が東京へと移る「東京東遷」が行われると、公家たちも天皇に従って東京へ移住。主を失った公家屋敷は荒廃の一途をたどることになる。

荒れ果てた古都の中心部を憂慮した明治政府は、屋敷を撤去して樹木を植え、大内裏の風致を保存する公園事業に着手した。こうして誕生したのが現在の京都御苑である。つまり、かつての公家町が緑豊かな公園へと姿を変え、中心にあった天皇の住まいだけがそのまま保存されたというわけだ。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。