発端は数週間前、突如として動き出した「OREO Panda Project 2026」だった。TikTokやYouTubeのショート動画プラットフォームには、見慣れないモノトーンのエンボス加工が施されたパッケージのリーク映像が相次いで投稿され、瞬く間に数百万回再生を記録した。インフルエンサーたちが「本当に実在するのか?」と開封動画を競い合うようにアップロードしたことで、噂は一気に現実の狂乱へと変わったのだ。
親会社であるモンデリーズ・インターナショナルが正式な発表を控えていた段階から、ファンの探偵めいた追跡は始まっていた。コミュニティ主導のバズは国境を越え、日本国内のコンビニエンスストアや輸入食品店でも「いつ入荷するのか」という問い合わせが殺到。デジタルネイティブ世代の熱量を巧みに取り込んだゲリラ的ティザー展開が、製品の希少価値をかつてない次元へと引き上げた。