ファンの議論でひときわ盛り上がるのが、キャラクター同士の鬼滅の刃 MBTI 相性です。性格心理学における関係論を当てはめると、作中で見られる奇妙な噛み合いや絆の深まりに論理的な説明がつきます。
もっとも興味深いのは、炭治郎(ENFJ)と冨岡義勇(ISTJ)の関係性です。一見すると正反対の性格ですが、心理機能の役割分担として「義勇の現実的で厳格な判断力」を「炭治郎の情熱的な突破力」が補完し合う構造になっています。義勇が唯一、感情の防壁を崩して腹を割って話す相手が炭治郎であったのは、ENFJの持つ無条件の受容性が、ISTJの孤独な重圧を解きほぐした好例です。
また、煉獄杏寿郎と炭治郎が初対面からわずかな時間で魂を通わせ合えた理由は、両者が同じ「ENFJ」タイプである点にあります。他者の幸福を自らの喜びとし、次世代へ希望を繋ぐという人生観のコアが完全に一致していたからこそ、言葉を交わさずとも価値観が共鳴したわけです。
一方で、冨岡義勇(ISTJ)と不死川実弥(ESTP)の衝突は、文字通りの「規律」対「現場主義・衝動」の激突です。実弥の荒々しいSe(行動・感覚)に対し、言葉足らずで杓子定規な義勇の態度が火に油を注ぐ構図は、読者にとっても納得のいく人間関係の縮図となっています。