鷲尾いさ子が表舞台から遠ざかるきっかけとなったのは、2000年代半ばから徐々に現れ始めた身体の異変でした。2013年春に女性セブンが報じたスクープにより、彼女が数年にわたり原因不明の病気と闘っている事実が世間に知れ渡ることとなりました。
報道関係者や知人の証言によると、発症初期に見られた難病の症状は、日常的な動作に支障をきたすものでした。服のボタンの留め外しや靴紐を結ぶといった細かい指先の動きが困難になり、次第に一人での歩行や外出が難しくなっていったとされています。一部ではパーキンソン病や多発性硬化症といった特定疾患の可能性が取り沙汰されたものの、所属事務所や家族から正式な病名は一切明かされていません。これは「病気そのものに過度な世間の耳目を集めず、静かな環境で治療に専念させたい」という、夫・仲村トオルの強い意志による配慮でした。
多くのファンが気にする芸能界引退 理由についても、引退会見などの公式発表は行われていません。所属事務所との契約関係は維持されたまま、事実上の無期限活動休止という形をとっています。これには「体調が許せばいつの日か」という微かな希望を残しつつも、まずは母として、妻としての日常を守り抜くという家族の決断が反映されています。