朝のラッシュ時、山手線のホームから階段を駆け上がる乗客の視線の先にあるのは、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の駅構内に整然と並ぶスタンド型充電器(キオスク端末だ。通勤途中にバッテリーを抜き出し、退勤時に目的地の駅で返す。このシームレスな体験が、通勤・移動のスタイルを根本から書き換えた。
サービスを牽引するのは東京電力エナジーパートナー株式会社。大手エネルギー企業が本気で手がけるこのプロジェクトは、単なる機器の貸出ビジネスではない。街全体を網の目のようにカバーするスマートモビリティ&IoTの通信網と連携し、どこで電力が消費され、どのハブでバッテリーの再充填が必要かをリアルタイムに制御する巨大な電力ネットワークの端末として機能している。