今年特に注目を集めているのが、「2026年 季節限定ボタニカルコレクション」と銘打たれた新作群だ。ここには、従来の枠にとらわれない最新のフラワーデザインが惜しみなく投入されている。スモーキーなニュアンスカラーのバラに、野生味あふれるネイティブフラワーや柔らかな質感のグリーンを大胆に組み合わせる技法は秀逸だ。
これらの作品群で見られる繊細な生花アレンジメントは、360度どの角度から眺めても異なる表情を見せる。茎のしなりや葉の裏側の色合いまで計算し尽くされた立体的な造形は、空間全体に奥行きを生み出す。部屋に飾った瞬間から空気感が一変するような圧倒的な存在感こそが、このコレクションの真骨頂だ。