手元の紙幣が希少な2000円札 レア記番号に該当するかどうかを判断するには、表面(守礼門側)の英数字を隅々まで確認する必要があります。
1. 「AA券」と「1桁ナンバー」の魔力
紙幣の記番号は「アルファベット1〜2文字 + 数字6桁 + アルファベット1文字」で構成されています。最初期に印刷されたロットは、頭が「A」、末尾も「A」(例:A123456A)となっており、これらは通称2000円札 AA券と呼ばれます。特に数字が「A000005A」のような1桁〜2桁の若番は、政府関係機関や博物館への寄贈分を除き、市場に出回ったものは数十万円クラスで取引された事例もあります。
2. 印刷工場のミスが生んだ奇跡「JL券」
2000円札における最大の伝説が、左上の記番号が「J」始まりで、右下の記番号が「L」始まりという、左右で異なるアルファベットが印刷されたエラー紙幣(JL券)です。国立印刷局(当時は大蔵省印刷局)の検査工程をすり抜けて市場に流通したこの印刷ミスは、発見当時テレビや新聞でも大々的に報道され、現在もオークションで10万円以上のプレミア価格を維持しています。
3. 見逃し厳禁の「エラー紙幣」各種
記番号のズレ以外にも、紙幣の端に余分な紙片が付着したまま裁断された「福耳」、図柄の印刷位置が極端に偏った「位置ズレ・裁断ズレ」、裏面の紫式部や源氏物語のテキストが二重に擦れた「二重印刷」などがあります。これらは偶然手に入った場合、絶対に折り曲げたり汚したりせず、プラスチックのスリーブケース等に保護して専門買取店へ持ち込むことが鉄則です。