Q1:スイカやイチゴをたくさん食べれば、野菜不足を解消できますか?
A1:解消できません。生産分類上は「果実的野菜」ですが、栄養組成の面では果糖やブドウ糖などの糖質が中心です。厚生労働省が推奨する「1日350g以上の野菜」は主に食物繊維やビタミン、ミネラルを低カロリーに摂取することを目的としているため、イチゴやスイカは「果実類」として適量(果物の推奨量:1日200g程度)を楽しむのが健康的です。
Q2:パイナップルやバナナも野菜の仲間なのですか?
A2:植物の形態としては木ではなく「草本植物」に実がつくため、園芸作物の分類基準を厳密に適用すれば果実的野菜の性質を持ちます。バナナの木のように見える太い幹は、葉の根元が重なり合った「偽茎(ぎけい)」と呼ばれる草の構造です。ただし、国際的にも国内の市場流通上も「トロピカルフルーツ(果実類)」として完全に定着しています。
Q3:農林水産省と文部科学省で分類が異なるのはなぜですか?管轄争いですか?
A3:管轄争いではなく、管轄する行政目的が全く異なるためです。農林水産省は「農家の生産振興・出荷統計」を目的としているため、栽培形態(草か木か)で分けます。文部科学省は「国民の栄養改善・学校給食等の基準(食品成分表)」を目的としているため、国民が実際にどう調理し食べているか(主食・副菜・デザート)の食習慣に基づいて分類しています。