2011年7月に千葉地裁で無期懲役の判決が下され、東京高裁への控訴棄却を経て2012年に刑が確定しました。現在、市橋受刑者は長期刑受刑者を収容する施設(LB級刑務所)である大分刑務所に収容されています。
日本の無期懲役刑は、かつてのように「十数年で仮釈放される」という運用は完全に過去のものとなっています。法務省の統計や矯正行政の厳格化に伴い、無期懲役受刑者の平均在所期間は35年〜40年以上に延伸しており、実質的な終身刑に近い運用がなされています。特に社会的反響が極めて大きかった重大事件の受刑者に対しては、被害者遺族の感情や社会的処罰感情が厳格に考慮されるため、仮釈放のハードルは極めて高いのが実情です。
大分刑務所での生活は厳格を極めます。早朝の点呼から始まり、木工や金属加工、印刷などの刑務作業に就役し、夜間は単独室で厳重な管理下に置かれます。40代後半となった市橋受刑者は、外部との接触を極度に制限された規律の中で、犯した罪の重さと向き合いながら日々を過ごしています。