2010年代以降、再結成ライブやソロでの本格的な音楽活動再開を果たした彼は、かつての声をそのまま再現することだけに固執しなかった。年齢と人生経験を重ねたからこそ出せる、深みと味わいのある新たな声の表現力を構築したのだ。
傷つき、葛藤し、乗り越えてきた人生そのものが音の波紋となって聴く者の心にダイレクトに響く。現在のステージで響くその歌声は、若い頃の尖った情熱に加え、包み込むような温かさと説得力に満ちている。ライブ会場に足を運んだファンからは「当時の感動を超えた」「今の歌声の方が胸に深く染み渡る」という声が絶えない。