ブレーキホールドの使い方は至ってシンプルですが、システムの待機状態と作動状態を見極めるメーター表示の確認が不可欠です。
基本手順は以下の3ステップです。
- エンジンスイッチをONにし、運転席シートベルトを締めてドアを完全に閉める。
- コンソール付近にある「HOLD」または「BRAKE HOLD」ボタンを押す。(メーター内に緑色のスタンバイ表示灯が点灯)
- 走行中、フットブレーキを踏んで完全停止し、さらに奥へ踏み増す。(メーター内に作動表示灯が点灯し、足を離しても停止を維持)
ブレーキホールドの解除方法は、シフトが「D」レンジに入っている状態でアクセルペダルを軽く踏み込むだけです。システムが駆動力を感知した瞬間に油圧を開放し、シームレスな発進が行われます。手動で解除したい場合は、ブレーキペダルをしっかり踏んだ状態で「HOLD」スイッチを再度押すことで解除できます。
一方で、自動車メーカーごとに初期設定の思想が分かれています。例えば、ホンダのオートブレーキホールド(N-BOXやヴェゼル等)や日産・スバルの一部車種では、一度スイッチをONにすれば次回エンジン始動時にも設定を記憶する「メモリー機能」が積極的に採用されています。これに対し、トヨタのブレーキホールドは安全性を最優先し、エンジンを切るたびにOFFへリセットされる仕様が長年主流でした(※2026年以降の一部新世代プラットフォーム採用車では常時オンメモリー化に対応)。毎回ボタンを押す煩わしさを感じるユーザーも多く、この仕様の違いが使い勝手の議論を生む一因となっています。