現代の月見は、テクノロジーの進化によって新たな広がりを見せている。鑑賞の成否を握る当日の気象条件については、ウェザーニュースなどの気象メディアが数日前から高精度な「お月見マップ」を公開し、雲の広がりや観測のベストタイムをリアルタイムで届けてくれる。
たとえ観測地が厚い雨雲に覆われていたとしても、鑑賞を諦める必要はない。NHKのニュース番組や公式配信をはじめ、各地の天文台が設置した高感度カメラによるライブ中継がオンライン上に展開されるからだ。富士山頂にかかる名月や、南西諸島の澄み切った空に浮かぶ銀輪など、普段は見られない絶景の月をリビングにいながら楽しむことができる。
平安の雅びから最新のデジタルライブ配信に至るまで、形を変えながらも夜空への憧憬は変わらない。柔らかな光に照らされる宵、ほんの少し足を止め、悠久の時を旅してきた月明かりに包まれてみてはいかがだろうか。 (出典: 十五夜 いつ(Yahoo!ニュース))
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