多くの個人投資家は「FXにはロスカット制度があるため、口座資金以上の損失は出ない」と誤解しがちです。しかし、相場が急激に変動する局面では、注文を処理するシステムが追いつかず、預託証拠金を大幅に下回る価格で約定するスリッページが発生します。
この際に生じる口座残高のマイナス分が「未収金(追加証拠金・追証)」となり、投資家はFX会社に対して法的な支払い義務を負います。数分前の相場急変によって、手元の資金がゼロになるだけでなく、数百万〜数千万円の借金を突然背負わされる構造がここにあります。
日本国内の金融庁登録業者は、法律によって顧客の損失を補填することが禁じられています。海外業者の一部が採用する「ゼロカットシステム」のような救済措置は国内業者には存在しないため、発生したマイナス残高は確実に自力で清算しなければなりません。