ネットの流行歌が数週間で忘れ去られるショート動画全盛の時代において、ペンパイナッポーアッポーペンの現在の立ち位置は極めて特異です。当時の熱狂的なバズが落ち着いた後、多くのバイラルスターが表舞台からフェードアウトしていく中、ピコ太郎は活動の軸足を「大衆向けの消耗戦」から「国際機関・知育・教育分野」へと見事に移行させました。
象徴的なのが、外務省から委嘱されたSDGs推進大使としての活動や、国連本部でのパフォーマンス実績です。「誰もが瞬時に理解できるノンバーバル(非言語)な身体表現とリズム」という強みを活かし、手洗い推進動画「PPAP-2026-」の世界的ヒットを経て、現在もアジア諸国や欧米のファミリー向け大型フェス、教育サミットに招聘され続けています。
業界関係者の分析によると、ピコ太郎の現在の年収と活動は、民放テレビの露出頻度だけでは測れません。古坂大魔王としてのMC・情報番組コメンテーター業に加え、ピコ太郎名義の海外ライセンス、キャラクター版権、そして世界各国で再生され続ける楽曲ストリーミングのロングテール収益が存在します。これらを合算した現在の推定年収は安定して5,000万円から1億円規模を維持しているとみられ、一発屋どころか「持続可能なグローバルIP」を確立した稀有な成功例と言えます。