注目すべきは、単なるエンターテインメントにとどまらない環境インパクトの強さだ。収益の一部は、CO2を吸収・固定する「ブルーカーボン」の要であるアマモ場の復元や沿岸部の清掃活動へと直接還元される仕組みが構築されている。
「お客様が美味しい料理を食べるほど、目の前の海が豊かになっていく」。現場で腕を振るうシェフは熱っぽく語る。トレーサビリティの徹底により、提供される一皿の魚がいつ、どの海域で、どのような手法で獲られたかがスマートフォン一つで可視化される。消費行動そのものが環境保全への貢献となるビジネスモデルは、国際的な環境NGOからも高く評価されている。