歌舞伎町一番街を語る上で欠かせないのが、昼と夜の表情の劇的な違いです。太陽が出ている時間帯と日没後では、街を歩く客層も空気感もまったく別の様相を呈します。
日中の歌舞伎町一番街は、ランチを楽しむオフィスワーカーや学生、アーチを背景に記念撮影を行う外国人観光客が行き交う、比較的穏やかな観光ストリートです。しかし、ネオンが点灯する夕方以降は居酒屋やバー、各種アミューズメント施設を目的とした人々で溢れ返り、独特の熱気と刺激に満ちたナイトタウンへと変貌します。
気になる歌舞伎町一番街の治安状況ですが、行政と新宿警察署による街頭防犯カメラの集中配備(エリア内数十台規模)や定期的な合同パトロールにより、一番街のメインストリート自体で凶悪犯罪に巻き込まれるリスクは大幅に低減しています。しかし、一本路地に入った場所や特定時間帯におけるトラブルの種は完全に消滅したわけではありません。
特に注意すべきは居酒屋やバーの客引き(キャッチ)です。新宿区の「客引き行為等の防止に関する条例」により路上での客引き行為は明確に禁止されていますが、「安い個室居酒屋ありますよ」「席空いてますよ」と言葉巧みに近づいてくる人物が後を絶ちません。彼らについていくと、法外なお通し代やサービス料、席料を請求されるトラブルに直結するため、「路上での誘いには一切応じない」ことが鉄則です。