1990年代初頭の日本のエンタテインメントシーンにおいて、宮沢りえ、観月ありさ、そして牧瀬里穂の3人は頭文字を取って「3M」と称され、トップカルチャーアイコンとして君臨しました。
当時、宮沢りえが写真集『Santa Fe』で日本中に衝撃を与えるヌードを披露した一方で、牧瀬里穂はJR東海の「クリスマス・エクスプレス」CMで、遠距離恋愛の恋人を駅の改札で待つ健気で可憐な女性像を完璧に演じ切りました。山下達郎の「クリスマス・イブ」に乗せて柱の陰から駆け寄る笑顔は、平成の広告史に残る伝説となっています。
このように「純粋無垢の頂点」としてパブリックイメージが固定されたからこそ、映画やドラマで見せたわずかな視線の揺らぎや肩の露出、艶めかしいセリフ回しが、受け手に強烈なギャップと色気を感じさせる要因となりました。この「清純と色気のコントラスト」こそが、30年以上の歳月を経ても彼女の過激シーンを検索させ続ける心理的動機となっています。