私たちが普段接する警察署のイメージは、テレビなどの映像作品によって形作られている側面も大きい。テレビ朝日系列の大ヒットドラマ『相棒』をはじめとする刑事ドラマでは、警視庁本庁や各地の警察署を舞台に緊迫した捜査劇が描かれ、動画配信サービスTELASAなどを通じて今なお幅広い世代に親しまれている。
こうしたドラマ作品や事件報道・警察ドキュメンタリーで描かれる警察組織は、警視総監を頂点とする厳格な指揮命令系統のもとで動いている。実際に田無警察署の現場を訪れると、ドラマで見られるような厳格な防犯体制と同時に、地域住民の身近な相談に乗るアットホームで丁寧な対応が共存していることが分かる。映像作品の華やかな捜査の裏側には、こうした地道な行政対応と地域防犯の積み重ねが存在しているのだ。