ビジネスの現場において、「寝耳に水」というフレーズをそのまま上司や取引先に投げかけるのはマナー違反となるリスクがあります。
「寝耳に水でした」と相手に直接伝えてしまうと、聞き手には「そんな話は事前に聞いていない(情報共有を怠ったあなたの責任だ)」あるいは「私はまったく状況を把握できていない無能である」というニュアンスが滲み出てしまいます。角を立てずに大人の対応をするためには、ビジネス敬語へスマートに言い換えるスキルが不可欠です。
■ ビジネスで使えるスマートな言い換え表現
- 「不勉強にして存じ上げず、大変驚愕いたしました」
- 「事前の認識が不足しており、突然のご報告に少々戸惑っております」
- 「予期せぬ展開に、率直に申し上げて驚きを禁じ得ません」
- 「思いがけない決定に驚いておりますが、迅速に対応策を検討いたします」
■ シーン別の正しい使い方と例文
【同僚との会話(口語)】
「来月で担当プロジェクトが縮小されるなんて、まさに寝耳に水の話だよ」
【ビジネスメール・報告書(第三者的な客観描写)】
「競合他社による突然の買収発表は、業界全体にとっても寝耳に水の出来事であり、今後の市場動向を注視する必要があります」
【取引先への交渉(角を立てない対応)】
「突然のご提案に少々驚いておりますが、社内にて持ち帰り慎重に検討させていただきます」