1946年(昭和21年)は、日本の近代史において決定的な転換点となった年です。前年の太平洋戦争終結を受け、国家の骨組みが根底から再構築されました。
歴史的なトピックとして欠かせないのが、1946年11月3日の「日本国憲法公布」(翌1947年5月3日施行)です。主権在民、平和主義、基本的人権の尊重を掲げた新憲法が誕生し、同年4月には戦後初の衆議院議員総選挙が実施され、日本史上初めて女性参政権が行使されました。
街にはヤミ市が広がり、食糧難やインフレが国民生活を圧迫する一方で、ラジオ番組『リンゴの唄』が大ヒット。暗闇の中に未来への希望を見出そうとするエネルギーが国中に満ち溢れていました。1946年生まれの方々は、まさに日本の民主化と再生の歴史そのものと共に歩んできた証人といえます。