この奇妙なブームの源流をたどると、数年前に投稿されたSEIKINの料理レビューや実験系の動画に行き着く。特定の食材を口にした際に見せた、一瞬の硬直した表情や、どこか生気を失ったような虚無の眼差し。それがネットユーザーたちの悪ノリによって「まるで毒を盛られたかのようなリアクション」と形容されたのが始まりだ。
本来であれば、数あるネットスラングの一つとして静かに風化していくはずだった。しかし、彼の持つ「圧倒的なクリーンさ」と「狂気を感じさせる表情」のギャップが、シュールな笑いを愛する若い世代の感性に完全にフィットしてしまったのだ。一度火がついたネットの悪ノリは、誰にも止められない。