現代の激務やストレス環境において、多くの人が「気」をすり減らしています。しかし、疲労回復薬として補中益気湯を選ぶべきかどうかは、自身の体質サインを冷静に見極める必要があります。
補中益気湯が強くおすすめできる人(虚証タイプ)
- 声に力がなく、話すだけで疲れてしまう人
- 食後すぐに強い眠気やだるさに襲われ、横になりたくなる人
- 手足がだるく、朝起き上がるのが極めて困難な人
- 少し動いただけで汗がダラダラと出たり、寝汗をかきやすい人
- 胃腸が弱く、下痢や軟便を起こしやすい虚弱体質の人
服用を避けるべき・慎重になるべき人(実証タイプ)
- 体力があり、がっちりした体格で血圧が高めの人
- 顔色が赤く、上半身に強いほてりや熱感がある人
- 興奮しやすく、イライラや不眠が強く出ている人
- 現在進行形で高熱を伴う急性感染症にかかっている人
漢方は「疲れたから何でも補中益気湯」という万能薬ではありません。心身が真の意味でエネルギー不足(気虚)に陥っているのか、それともストレスによる気の滞り(気鬱)や余分な熱の蓄積なのかを正しく峻別することが、最短で健康を取り戻す決定打となります。