現代社会は、あらゆるものが接続されすぎている。SNSによって他人の私生活や感情が24時間リアルタイムで流れ込み、個人のプライバシーや精神的な境界線(バウンダリー)は曖昧になる一方だ。こうした「接続過剰」への疲れが、若者たちをえんがちょへと向かわせている。
心理カウンセラーはこう分析する。「言葉で『嫌だ』と拒絶するのは角が立ちますが、ユーモラスなポーズを挟むことで、関係性を壊さずに自己防衛ができる。えんがちょは、現代の希薄で、かつ過密な人間関係を生き抜くための、非常にスマートな緩衝材になっているのです」。