結論から明言すると、お酒で水分補給の代わりをすることは生理学的に不可能です。アルコール飲料の主成分は水とエタノールですが、エタノールが体内に取り込まれると、腎臓や脳の浸透圧調節機能に直接作用し、取り込んだ以上の水分を強制的に体外へ追い出してしまうためです。
報道各社や専門医療機関が発信するデータにおいても、夏場のBBQや野外フェス、ゴルフ場などで「喉の渇きをアルコールで癒やそうとした結果、重篤な脱水症状や熱中症に陥る救急搬送事例」が毎年数多く報告されています。水分を補給したつもりが、実態としては体内から水分を搾り取られているというギャップこそが最大の罠といえます。