インバウンド(訪日外国人観光客)の回復と、ジブリパークの開業などに伴う世界的なジブリ人気の高まりは、狭山丘陵にも押し寄せている。静かな散策路だったはずの場所が、一部の観光客によるゴミのポイ捨てや、立ち入り禁止区域への侵入といった問題に直面している。
地元関係者が提唱するのは、観光消費を目的としない「リジェネラティブ・トラベル(再生型観光)」だ。訪れた人がただ消費するだけでなく、森の維持に貢献する仕組み。例えば、散策前にミニレクチャーを受けたり、保全活動へのドネーションをセットにしたガイドツアーなどが試行され、効果を上げている。