2017年の第1作はPG12指定(12歳未満は保護者の助言・指導が必要)でしたが、完結編となる2019年の『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』はR15+指定(15歳未満の鑑賞禁止)へとレーティングが引き上げられました。
年齢制限が厳格化された背景には、肉体破壊やスプラッター描写の過激化があります。大人になったルーザーズ・クラブが再集結する中華料理店の場面では、フォーチュンクッキーの中から赤ん坊の頭部を持った羽虫や目玉が飛び出し、グロテスクな生体パニック映画のような視覚的嫌悪感を叩きつけられます。
また、鏡の迷路で少年がペニーワイズの餌食となるシーンや、酸で皮膚がただれ落ちる幻覚など、直接的な残酷描写が大幅に増加しました。精神的なサスペンスが中心だった前作に対し、続編は容赦のないモンスターホラーとしての残酷美学を突き詰めた仕上がりとなっています。