日本人ドライバーが海外でレンタカーを利用する際、右ハンドル・左側通行の国は圧倒的に運転ストレスが少なく、観光の自由度を大きく広げてくれます。特にオーストラリア、ニュージーランド、イギリスは道路標識も整備されており、日本人にとって最も運転しやすい渡航先です。
ただし、同じ右ハンドル環境であっても以下のポイントには注意が必要です。
1. ラウンドアバウト(環状交差点)の優先ルール
オーストラリアやイギリスの道路網で頻繁に登場するのが信号のない円形交差点「ラウンドアバウト」です。左側通行の場合、時計回りに走行し、常に「右側から進入してくる車両(すでに環状内にいる車)」が優先となります。交差点手前で完全に一時停止・確認する習慣が欠かせません。
2. ウインカーレバーの位置(ISO規格の罠)
日本国内の日本車は「右側ウインカー・左側ワイパー」が主流ですが、国際標準化機構(ISO)規格ではハンドル左側にウインカーが配置されます。イギリス車やオーストラリア向けの車両、現地で流通する一部の車種では、右ハンドル車であってもウインカーが左側にあるケースが多いため、交差点の手前でワイパーを動かして慌てないよう事前の確認が肝要です。
3. 速度規制とマイル表記の混同
オーストラリアや日本は「キロメートル毎時(km/h)」表示ですが、イギリスは現在も「マイル毎時(mph)」表示を採用しています。「30」と書かれた標識は時速約48km、「60」は約96kmに相当するため、スピード超過による取り締まりには十分な警戒が求められます。