2026年、博多の街はかつてないほどの外国人観光客で溢れ返っている。SNSや旅系YouTuberの拡散により、吉塚本店にもアジア圏や欧米からの旅行者が列を作るようになった。
一見すると、観光地化によって地元の常連客が離れてしまいそうだが、だるまは違った。多言語対応の券売機を導入しつつも、昔ながらの「おばちゃんたち」の温かい接客は健在だ。言葉が通じなくても、身振り手振りで食べ方を教える光景が日常的に見られる。観光客にとっては「リアルな日本のローカル体験」であり、地元民にとっては「いつもの落ち着く場所」であり続ける絶妙なバランスが、ここにはある。