全国に点在する若宮八幡神社の中でも、ひときわ高い知名度と個性を誇るのが「名古屋」と「川崎」の二大拠点です。
愛知県名古屋市中区栄に鎮座する若宮八幡社は、「名古屋の総鎮守」として地元で親しまれています。かつて徳川家康が名古屋城築城の際、現在の地へ遷座させ、尾張徳川家の守護神とした格式高い神社です。近代的な高層ビルが立ち並ぶ繁華街・栄の真ん中にありながら、一歩鳥居をくぐれば深い緑と静寂が広がり、ビジネスパーソンや観光客の憩いの場となっています。
一方、神奈川県川崎市川崎区に位置する若宮八幡宮は、川崎宿の鎮守としての歴史を誇るとともに、境内社である「金山神社」のかなまら祭で国際的な脚光を浴びています。鉱山や鍛冶の神を祀る金山神社は、性の健康や子授け、エイズ除けの神としても知られ、毎年春の祭礼には海外からも数多くの観光客が押し寄せます。伝統的な厳かさと開かれた現代性が同居する、唯一無二の神社です。