多くのランキングでワースト上位に挙げられがちなのが、『平清盛』(2012年)や『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年)といった作品だ。『平清盛』は画面の「汚さ(リアリズムの追求)」が槍玉に挙げられ、兵庫県知事(当時)の批判発言も手伝って視聴率が低迷した。『いだてん』は近現代劇という挑戦的な試みと複雑な時系列が、従来の時代劇ファンを混乱させた結果となった。
これらの作品に共通するのは、「視聴者の想定する『大河らしさ』からの逸脱」である。重厚な戦国絵巻や幕末の志士たちの活躍を期待する層にとって、斬新すぎる演出やマイナーな歴史テーマは、拒絶反応を引き起こす引き金になりやすい。