日本の防衛予算が過去最大を更新し続ける2026年。抑止力という名のもとにミサイル配備や同盟国との共同演習が常態化する中、軍事力のみに頼る安全保障の限界を誰よりも知るのが彼だ。かつて新自由クラブを立ち上げ、自民党のタカ派路線に抗った経験が、その言葉に説得力を与えている。
「抑止力は必要だが、それと同等かそれ以上に外交努力がなければ、ただの軍拡競争に陥る」という指摘は重い。抑止と対話のバランスが崩れた時、偶発的な衝突を防ぐ手立ては失われる。この当たり前の事実を、今の永田町は忘れてはいないかという問いかけだ。