1級の難所とされるのが、複利終価や年金現価、そして減価償却費の計算だ。公式を丸暗記しようとする受験生ほど、本番の緊張感で頭が真っ白になり自滅する。ここで必要なのは、公式を「ストーリー」として分解して理解することだ。
例えば、複利計算では「元金が毎年どう増えていくか」のプロセスを単純な掛け算の連続としてイメージする。電卓の定数計算機能(「×」キーを2回押すなど)を駆使すれば、複雑な累乗計算も数秒で片付く。減価償却においては、定額法と定率法の違いをグラフで脳内に描き、それぞれの「率」が意味するものを掴むことが、ケアレスミスを防ぐ最強の盾となる。