「ごまみそずい」とは何か。諸説あるが、胡麻と味噌をすり鉢でする音、あるいはその作業中に突然の警告を受けて慌てふためく様子を指しているとされる。いずれにせよ、日常の平穏が暴力的な権力によって一瞬で破壊される瞬間だ。
そして「抜けたらのんどこしょ」。行列が無事に通り過ぎ、ようやく一息つく(抜けた)安堵の瞬間を表しているという。息を殺していた家の中から、ようやく「のんどこしょ」と腰を上げる。この静と動のコントラストが、歌全体に奇妙なリズム感と緊張感を与えている。短い歌詞の中に、一つのサスペンスドラマが凝縮されていると言っても過言ではない。