背景にあるのは、SNS上で「高収入」「即日即金」を謳う求人広告、いわゆる「闇バイト」の存在だ。最初は簡単な荷物の受け取りや運搬だと思って応募した少年たちが、次第に脅迫され、抜け出せなくなっていく構図が浮き彫りになっている。身分証の画像を送ってしまえば最後、家族や学校への脅しを盾に、より危険な「ディーラー」の役回りを強要されるのだ。
彼らは組織にとって、いつでも切り捨てられる「トカゲの尻尾」に過ぎない。逮捕されるリスクを最も高く背負わされているのは、組織のトップではなく、何も知らない14歳の少年なのだ。