くちぱっちがこれほどまでに人々を惹きつける最大の要因は、「完璧すぎない愛らしさ」と「圧倒的な脱力感」にあります。緑色のぽってりとしたフォルムに、どこか遠くを見つめるようなつぶらな瞳、そしてトレードマークの突き出た唇。洗練されたキャラクターデザインが溢れる現代において、この素朴で飾らない佇まいが、ストレスを抱える現代人の心に強烈な癒やしを与えています。
さらに人気の火に油を注いだのが、世界的なY2K(2000年代初頭カルチャー)の流行です。当時のカルチャーを象徴するアイコンとしてたまごっちが再評価され、特に韓国のK-POPアイドルや欧米のインフルエンサーが、くちぱっちのマスコットを私服バッグに付けた姿をSNSに投稿。これが引き金となり、国内の10代〜20代のみならず、インバウンド観光客による爆買いも重なって店頭からの払底が続いています。
SNS上の評判を見ても、「見ているだけで肩の力が抜ける」「部屋に置いておくだけで生活の幸福度が上がる」といった声が圧倒的で、単なるファンアイテムを超えた“メンタルケアグッズ”のような立ち位置を確立しています。