事件が発覚したのは、冷たい雨が降る平日の深夜だった。被害者は地元で長年暮らす高齢の男性で、自宅のリビングで血を流して倒れているところを、連絡が取れないことを不審に思って訪ねてきた親族によって発見された。争った形跡が残された室内からは、一部の貴重品が紛失していることも確認されている。
伊万里市は、歴史的な風情を残す非常に治安の良い地域として知られている。それだけに、この凄惨な事件が与えた精神的ショックは計り知れない。近隣に住む主婦は「夜間は人通りがほとんどなくなる場所ですが、まさかこんな恐ろしいことが自分の家の近くで起きるなんて夢にも思わなかった」と、震える声で語った。