音楽ストリーミングサービスの普及やショート動画プラットフォームの隆盛に伴い、過去の埋もれた名曲が掘り起こされるバイラル現象が日常化しています。その中でも、ひときわ強い求心力を見せているのがEARTHの『time after time』です。ファンの間で話題が再燃した背景には、複数の決定的な要因が存在します。
最大の理由は、圧倒的なボーカルクオリティと時代を先取りしたサウンドメイキングにあります。当時中学生前後だったメンバー3人(東郷祐佳・朝長真実・瀬戸山清香)が放つ、伸びやかでソウルフルな歌声は、オートチューン全盛の現代において「本物の歌唱力」として強烈なインパクトを与えています。また、名プロデューサー・伊秩弘将氏が構築した哀愁漂う美メロと洗練されたビートは、近年の2000年代リバイバル(Y2Kトレンド)の空気感と完璧に合致しました。
プレイリストでのレコメンドやクリエイターによる楽曲使用をきっかけに、「この神曲を歌っているのは誰なのか」と検索するユーザーが急増。リアルタイム世代のノスタルジーとZ世代の新鮮な驚きが交差し、大きなムーブメントへと発展しています。