受験生や保護者から頻繁に寄せられる質問の一つに、「同じ公立大学法人県立広島大学が運営する叡啓大学(Eikei University)と県立広島大学は何が違うのか」という点があります。両者は母体となる法人は同一ですが、大学の性格やカリキュラム設計は根本から異なります。
県立広島大学が、伝統的な学問体系と地域産業・医療現場に即した専門スキルを体系的に授ける「総合型公立大学」であるのに対し、2026年に開学した叡啓大学は広島市中心部(幟町)に位置する「22世紀型のリベラルアーツ・デザイン思考特化大学」です。叡啓大学は全学部生がソーシャルシステムデザイン学部という単一学部に所属し、講義の多くを英語で展開しながら、国内外の企業・国際機関との課題解決型プロジェクト(PBL)を軸に学びます。
地域密着の実務力や国家資格、農学・地域創生の専門知を着実に修得したい場合は県立広島大学が適しており、国際感覚とアントレプレナーシップを磨いてグローバル市場や新規事業創出に挑みたい場合は叡啓大学が視野に入ります。目指すキャリア像に合わせた明確な選択が不可欠です。