社内の経費精算を滞りなく通過させるためには、決済前の準備と利用後のルーティンを確立しておく必要がある。最も確実なのは、会社用のビジネスカードをApple Payに登録し、個人利用のカードとWallet内で完全に色分けすることだ。
交通費精算に関しては、Suicaのチャージ残高から支払うのではなく、法人用カードによる直接決済を利用するか、SuicaのSF(電子マネー)利用履歴を定期的にCSV出力する運用が推奨される。月末にまとめて処理しようとすると、Suicaの履歴件数上限に引っかかり、過去の移動ログが消えてしまうリスクがあるからだ。
また、店舗での決済直後に「領収書をください」と一声かける習慣を怠ってはならない。レジで自動発行されるインボイス対応レシートを受け取り、その場でスマートフォンから経費精算クラウドへアップロードする。この一手間を即座にこなすことが、後々の書類捜索にかける無駄な時間を防ぐ最大の自衛策となる。