一方で、昭和から平成、そして令和へと、独自の「王子様」キャラクターを貫き通しているのが及川光博だ。1969年生まれの彼は、俳優としてもアーティストとしても、唯一無二のポジションを確立している。
徹底されたセルフプロデュース力と、ファンを「ベイベー」と呼ぶ徹底したエンターテイナーぶり。それは一見、作り込まれた虚構のように見えて、実は彼自身の生き方そのものである。ブレない軸を持ち、自己の美学を貫く姿勢こそが、長年にわたって愛され続ける理由だろう。彼の存在は、年を重ねるごとに深みを増す表現者のあり方を示してくれている。