かつてJR東海のCM『そうだ 京都、行こう。』で全国に鮮烈な印象を与えた竹林の美景。あの静謐な緑の空間を写真に収めるには、いくつかの留意点がある。
竹林の小径は道幅が狭く、場所によっては人ひとりがすれ違うのが精一杯のエリアもある。歩行者の妨げになる大型三脚や自撮り棒の無理な使用は控え、立ち止まる際は道の端に寄るのが基本マナーだ。また、風情ある景観を後世に残すため、竹の幹に文字を彫るなどの落書き行為は条例等で固く禁じられている。
竹林を吹き抜ける風の音、笹が擦れ合う微かなざわめきに耳を澄ませること。視覚だけでなく聴覚を研ぎ澄ませて歩くことこそ、嵯峨野の竹林が持つ本来の魅力を五感で受け止める秘訣だ。