コーラルピンクの最大の弱点、それは赤系染料の流出スピードだ。染めたての鮮やかさを3週間以上キープするためには、サロンを出たその日からのホームケア設計が勝負を分ける。
第一のルールは、シャンプー時の湯温設定である。38度以下のぬるま湯を徹底すること。40度を超える熱湯は毛髪のキューティクルを過剰に開き、内部の染料を一気に流出させる最大の要因となる。第二に、施術後4日目からは週に2〜3回、ピンクシャンプーに少量のオレンジシャンプーを混ぜた「カスタムカラーシャンプー」を取り入れるのがプロ推奨の裏技だ。ピンク単体ではどうしても色落ち時に紫やアッシュに傾きがちだが、微量のオレンジを補填し続けることで、絶妙なコーラルニュアンスが長期間持続する。
加えて、アイロンやコテの温度は140〜160度に抑えること。熱変性による急激な退色を防ぎつつ、仕上げにオイルではなく軽い質感のヘアセラムを馴染ませれば、みずみずしいツヤを損なわずに色味を保護できる。