平安時代から続く日本の「虫聞き」文化は、今やテクノロジーの力を借りて新たなフェーズへと入っている。全国各地の自然公園や寺社では、超高感度マイクとハイレゾ音源配信を組み合わせたライブストリーミング事業が始まっている。
「消えゆく生態系の音をデジタル文化財として保存すると同時に、過疎化や環境破壊が進む地域の現状をサウンドスケープ(音風景)を通じて知ってもらう取り組みです」と語る文化財保護団体の担当者。過去の文化をそのまま残すのではなく、現代の先端技術と融合させることで、次世代へ繋ぐ試みが広がっている。