財務省と日本銀行が推進した新紙幣発行プロジェクトにより、新しい紙幣が流通し始めてからすでに2年が経過した。現在、金融機関の窓口やATMで払い出される一万円札の大部分は渋沢栄一版に置き換わっている。
この変化に対し、ウェディングプランナーや式場スタッフらブライダル業界の現場は冷ややかだ。「旧札の福沢諭吉でなければ失礼にあたる」という苦情や問い合わせは現場ではほぼ皆無だという。むしろ、無理に古い状態の福沢諭吉札を探して入れる方が、かえって新札準備を怠った印象を相手に与えかねない。
実際、NHKの報道やYahoo!ニュースのコメント欄でも、若い世代を中心に「紙幣の柄まで気にするのは過敏すぎる」「綺麗な新札であれば誰の顔でも嬉しい」という見解が圧倒的多数を占めている。現代の冠婚葬祭においては、古い形式に固執するよりも、清潔で折り目のない紙幣を用意することこそが最大の心遣いとみなされている。