W杯のスタンドで一瞬カメラに捉えられたことをきっかけに、一般人から一夜にしてシンデレラストーリーを歩んだ女性は少なくありません。
例えば、2014年ブラジル大会でベルギー代表の客席から声援を送っていた当時17歳のアクセル・デスピゲラーレ(Axelle Despiegelaere)さんは、観客席での写真が世界中で「美しすぎるサポーター」として大拡散され、帰国直後に大手化粧品ブランド・ロレアル(L'Oréal)からモデル契約をオファーされるという劇的な展開を迎えました。その後、過去の狩猟写真が物議を醸して契約解除となるトラブルもありましたが、一般の女子学生が一瞬のスクリーンタイムで世界的有名人になり得ることを証明した象徴的な事例です。
また、2018年ロシア大会で母国ロシアを応援し「ロシアの妖精」と絶賛されたナターリャ・ネミチノワ(Natalya Nemchinova)さんのように、大会後に元成人向けモデルであった正体が判明するなど、プライベートが瞬時に特定されるケースも多発しています。SNS時代のW杯は、瞬時にグローバルスターを生み出すドリームステージであると同時に、強烈なネット監視社会の縮図とも言えます。