エンターテインメント業界の巨人HYBEが推進するクリエイティブブランディングも、アイコン文化に大きな影響を与えている。所属アーティストのコンセプトフォトやビジュアルクリエイティブは、アートディレクションの最高峰として世界中のクリエイターから注目を集める。ライティングや色調補正、構図に至るまで細部まで計算し尽くされた世界観は、ファンがアイコンに設定したくなる強力なインスピレーション源だ。
かつての「自撮り=自己主張」という古い印象は完全に上書きされた。現在では、HYBE系アーティストが提示するような、映画の一場面を切り取ったかのようなシネマティックなセルカが好まれる。自分の顔写真であっても、影の使い方や画角の工夫次第で、アート作品のような佇まいを演出できる点が新しい。