2026年を起点とすると、60年前は西暦1966年、和暦では昭和41年です。十干十二支が60年で一巡することから、1966年生まれの人は2026年に人生の節目である「還暦」を迎えます。
当時の日本は、1964年の東京オリンピック閉幕直後の反動不況を乗り越え、「いざなぎ景気」と呼ばれる戦後最長級の経済成長期へと突入したタイミングでした。工業生産の急拡大とともに都市部への人口集中が進み、1966年10月には日本の総人口が1億人を突破。名実ともに大国への階段を駆け上がっていた時期にあたります。
その一方で、この年は迷信に起因する「丙午(ひのえうま)」の年にあたり、「この年に生まれた女性は気性が激しく夫を縮める」という江戸時代からの根拠のない俗信を気にした人々が極端に出産を控えた結果、出生数が前年比で約25%も激減(約136万人、合計特殊出生率1.58)するという前代未聞の社会現象も記録されました。