NBAファイナルMVPの歴代最多受賞記録を保持しているのは、バスケットボールの神様と称されるマイケル・ジョーダンです。シカゴ・ブルズを率いて2度の3連覇(スリーピート)を達成し、進出した6度のファイナルすべてでMVPを獲得。通算6回という大記録は、現代のNBAにおいても破られていない金字塔です。
ジョーダンに次ぐ受賞回数を誇るのが、通算4回の受賞を果たしているレブロン・ジェームズです。レブロンの特筆すべき点は、マイアミ・ヒート(2012、2013年)、クリーブランド・キャバリアーズ(2016年)、ロサンゼルス・レイカーズ(2026年)という異なる3つのフランチャイズでファイナルMVPを獲得した史上唯一のプレイヤーであることです。
現代バスケの戦術を劇的に変えたステフィン・カリーも欠かせません。ゴールデンステイト・ウォリアーズで4度の優勝を経験しながら、過去3回はアンドレ・イグダーラやケビン・デュラントがMVPに選ばれ「カリーの無冠」が議論の的となっていました。しかし2026年のボストン・セルティックス戦において、圧倒的なシュート力でチームを牽引し、満を持して初のファイナルMVPを獲得。キャリアの集大成としてトロフィーを掲げた瞬間は世界中のファンを沸かせました。
また、同一シーズンに「レギュラーシーズンMVP」と「ファイナルMVP」を同時に受賞するシーズンMVP・ファイナルMVP同時受賞は、真の支配者だけに許された偉業です。これまでに達成したのはジョーダン(4度達成)、レブロン(2度達成)、ラリー・バード、マジック・ジョンソン、シャキール・オニール、ティム・ダンカン、アキーム・オラジュワン、モーゼス・マローン、カリーム・アブドゥル=ジャバー、ウィリス・リードのわずか10名に限られます。